内容説明
つぎつぎと起る、恐しくも美しい怪事件の数々―。蔵の中に隠された秘密、美少年が彩る妖しき世界、人形を愛する女、貴婦人の化粧台に棲むもの、名家にまつわる血ぬられた過去―。横溝正史の膨大な作品のなかから、怪奇探偵小説の名にふさわしい傑作を厳選!怪異・倒錯・耽美・官能にあふれるもう一つの横溝ワールドを、ぞんぶんにお楽しみください。
著者等紹介
横溝正史[ヨコミゾセイシ]
1902年兵庫県生まれ。1921年、『恐ろしき四月馬鹿』を「新青年」誌に発表。その後、同誌編集部員として活躍。1947年、『本陣殺人事件』で第1回探偵作家クラブ賞を受賞。1981年、没。数多くの作品がテレビ・映画化され幅広いファンをもつ
日下三蔵[クサカサンゾウ]
1968年神奈川県生まれ。出版社勤務を経て、ミステリ評論家・フリー編集者として活躍中
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