内容説明
専門用語はつかわない、というか、つかえない。筋はまとめない、というか、まとめられない。ずっとこのやり方で、おもしろそうなアメリカ小説やら映画やら、気になる話を紹介しているけれど、こういうのってひょっとしたら「木はみても森はみられない」文章っていうんじゃないかしら。などと呟きながらまた書いてしまった、笑えたりちょっと唸ったりする６７のコラム。
目次
あっちのウルフとこっちのウルフ
超脱線小説
ロンドンのアルメニア人
怒れるイタリア男
予告という人生
あッと目を見はる
コラムの五つのこしらえかた
落語と翻訳
字幕と吹き替え
困り者の「Ｖ」〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
harass
30
大御所翻訳家による、海外小説のレビュや映画やジャズのことなど身の回りのことなどの雑文集。三冊目のコラム集で、文庫になっているを古本屋で知り購入。前二作より個人的な話題が多いのだが文章に妙な味わいがある。翻訳のことや小説家のことを目当てに読む本ではないようだ。勝手に失望するのは良くないと反省。2015/11/07
Eeyore
0
月の湯 古本まつりで購入2008/10/12
