ちくま文庫<br> 私の東京町歩き

ちくま文庫
私の東京町歩き

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  • サイズ 文庫判/ページ数 221p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480033789
  • NDC分類 291.36
  • Cコード C0195

内容説明

佃島、人形町、門前仲町、千住、日暮里。…路地から路地へ、ひとりひそかに彷徨って町を味わう散歩エッセイ。

目次

地図にない町
西の下町―阿佐谷(杉並区)
エスニック・タウン―大久保(新宿区)
空港行きの電車に乗って―蒲田、羽田(大田区)
高台にある眺めのいい町―高輪・二本榎(港区)
銀座の先にある「離れ里」―佃島、月島(中央区)
「川の手」の小さな町―人形町(中央区)
川向うの親密な町―門前仲町(江東区)
町全体が大きな雑貨屋―本所駒形(墨田区)
文学碑の目立つ町―三ノ輪(荒川区)〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まさにい

8
この間掃除をしている時にこの本を発見。初めて読んだのは20年近く前になる。僕の趣味といえるかは分からないが、散歩はけっこうするのですよね。月に2回ぐらいは全く知らない街を歩くのです。東京も大通りから、一本裏に入った通りを歩くと全く違った風景があり、結構緊張して歩くのが好きです。そんな楽しみを教えてくれたのがこの本でした。墨東(隅田川を渡った地域)で一歩裏路地に入ると、まだ昭和40年代の雰囲気が残っているところがあり、ふと子供の頃に戻って、ベーゴマやメンコをしていた自分に会えた気がします。2016/12/13

M66

4
再読。やっぱり良い。とても良い。東京の町歩きもので一番好きかもしれない。なんということはないのに、しみじみと良いんだな~。いつでもひっそりと一歩下がって、すっかり町に溶け込んでいるようなのに、よそ者である自分をひしひしと意識している。孤独の楽しみは麻薬のようなもので、引き返せなくなりそうな自分に戦々恐々としながらも、先輩たちの楽しげな様をこうして読んではまたふらふらとしてしまうのです… 2011/12/05

マーク

3
34 主に下町、東東京の散歩記。歩く事、飲む事、心地良い。 ●弁天橋 穴森神社 羽田 ◎二本榎通り 泉岳寺 小さなお寺 桂坂品川に向かって右 ●佃島、月島 ◎人形町 裏通り江戸 甘酒横丁 割烹味くら 洋食芳味亭 ◎門前仲町 佃島→相生橋→門前仲町 ●本所駒形石原 ●玉ノ井、鐘ヶ淵 ●荒川駅→八広駅、四つ木駅堀切駅 芝木好子 ○柳原銀座 ●江戸川区篠崎 かつては田園地帯 妙見島 ニューポート江戸川に素敵?なレストラン!→環八のボート屋と同じ会社! ○一人飲み心地よい居酒屋 森下町の山利喜 浅草の松風 2022/11/01

iwasabi47

3
古本散歩吞み。いいねえ。2022/06/28

子音はC 母音はA

3
生活圏を歩く(散歩)ではなく、居住地ではない町の路地から路地を練り歩く(町歩き)の記録。佃島、門前仲町、本所駒形、東向島等の東東京エリアを中心に綴っており、その界隈をよく歩く僕としては新たな発見に富む。その町に対する関連書籍の示唆も有り難い。2015/08/23

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