内容説明
最新の数学、語学、統計学、経営学から取り入れたビジネスマンが成功するための「考えるトレーニング」自分が有益な人材であることを証明してみせよう！
目次
１ 世界のエリートが受けている問題解決のトレーニング（世界が求めている「証明力」とは何か；コミュニケーション・スキルと証明力の関連性 ほか）
２ わかりやすい説明とは何か？「例」こそ証明力の要（上手な「例」と下手な「例」；「例」には４種類ある ほか）
３ 問題解決力・数的推理力を高める１０のヒント（整数で成り立つ性質は「３」に注目する；与えられた定義と条件をフルに活用する ほか）
４ 誰もが平易に誤解なく読める論理的文章を書くメソッド（論理的文章とは原因から結果を導くこと；読者対象が理解しにくい文章を書かない ほか）
著者等紹介
芳沢光雄［ヨシザワミツオ］
１９５３年、東京生まれ。東京理科大学理学部教授（理学研究科教授）、桜美林大学リベラルアーツ学群教授を経て、現在、桜美林大学学長特別補佐。理学博士。国家公務員採用１種試験専門委員（判断・数的推理分野）、日本数学会評議員、日本数学教育学会理事、日本学術会議第４部数学研究連絡委員会委員、「教科書の改善・充実に関する研究」専門家会議委員（文部科学省委嘱）などを歴任した。専門は数学・数学教育（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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メガネ
14
世界のエリートと戦っていくためには、数学的証明による問題解決力を身につける必要がある、というコンセプトの元で、数学者である著者が数学を使用した証明方法を著している一冊です。正直そのまま仕事で使えるとは思えません。数学的証明力だけで問題解決するなら誰も苦労していないでしょう。ただ、こういう考え方もあるのだな〜と頭の隅に覚えておくには良いのかもしれません。結局、この本で著者が言いたいことは、実は証明力のことではなく「ゆとり教育の弊害」ではないかと思われます。久々に睡眠効果の高い本を読みました。2018/11/28
Kenny
4
「問題がなかなかとけないときに、時間をおいてから再び挑んだり、他の易しい問題を解いたあとで難しい問題に帰ってくる」、難しい問題に帰ってくるまでの”あたため”の時間は一見、問題解決には直接、結びつかないように思えるかもしれないが、無意識のうちに膨大な知識や経験による情報を、見えない糸で繋ぎ合わせながら、その先にある"ひらめき"を生み出す作業を黙々と行っている。とのことで、生活をするときに、現状の問題を洗い出し、対策を検討することを繰り返すことで、次のステップに進むことが出来ると信じています。2016/08/04
復活!! あくびちゃん!
3
とても切り口が斬新で良い本だと思うが、内容(書き方)が正に数学者!(笑) そこと途中でいくつか出てくる証明を飛ばして読めば(!?)、本当に面白い本だと思います。先入観を持たずに読める人には、オススメです。2015/11/04
Kenny
2
証明力を理解することで、分かりやすい解説を行うことが可能になるのではと考え、読んだ本。ラーニングスタイルには行動型、熟考型、理論型、実践型があり、仕事では様々な違ったスキルが必要となり、より柔軟に学ぶことで、より早く、自分自身の能力を伸ばすことが出来る。また、説明する際の「例」には、集合要素型、存在・凡例型、同型対応型、主題変更型があり、どのような例を用いるかを検討する必要がある。論理的な文書を書く際の留意点も記載されているため、参考にしたい。特に、文書の中で「鍵」を読み取ることを意識したい。2016/02/13
よねも
1
筆者の言う「証明力」とは、問題解決力、数的推理力、論述力を合わせたもの。日本の教育で、数学の証明問題で「なぜ、その問題に取り組まなければいけないか」を教えない事などを問題視するなど、視点が新しく面白かった。数学の話がたくさん出てきたりで、読みにくい所もあったけど、内容は分かりやすく、自分に活かせる部分も沢山あったと思う。2015/07/12
