出版社内容情報
「夫の定年」そのとき妻は? おひとりさま女性の定年とは。男女雇用機会均等法を経て「定年」を迎える女性たちは?様々な女性たちが迎える「定年」、その準備と心構えを自身を振り返りながら描く。
内容説明
老い方がわからない―57歳はまだ若いのか、それとももう年寄り?振り回されず、軽やかに迎えたい「定年後」の心がまえ。
目次
はじめに―私も老い方がわからない
1章 いつまで働く?「誰かに必要とされたい、でも…」
2章 「老い」から逃げる―あまりに「若い」定年後の女性たち
3章 定年後の女性たちの「恋愛事情」―「死ぬまで愛し、愛されたい」
4章 おひとりさまの「定年後」―漠然とした「不安」
5章 避けられない家の問題
6章 ずぼら医師だからこそ定年後の健康法
7章 それでも私たちは老いていくから
おわりに―「定年後」は思いのままに
著者等紹介
香山リカ[カヤマリカ]
精神科医・立教大学現代心理学部教授。1960年北海道生まれ。東京医科大学卒業。豊富な臨床経験を活かして、現代人の心の問題を中心にさまざまなメディアで発言を続けている。専門は精神病理学。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みえ
55
香山リカさんのように医師として活躍されている人や相談に来る患者さんの悩みを知って、みんないろんな考えてるんだな~と思った。2018/12/19
punyon
34
仕事の定年ではなく、人生の一区切り、そこから後の生き方を定年後と言うらしい。定年後の働く・老い・恋愛事情・おひとりさま・家・健康について章立てで書かれている。が・・ない!表題の「何をして、何をしないか」私の一番知りたかった答えはどこにも明確になっていない。最後はご丁寧に「定年後、自分はどうしたいか、どうするつもりか、考えていただければ幸い」と結ばれた。自分で考えろってこと!これではまるで詐欺ではないか。あーあ、だからこの手の本は・・と何度騙されても、借りてきた私が馬鹿なのです(^^ゞ 2018/10/23
とよぽん
29
「定年後」とは書いてあるが、話は職業に就いている女性に限られたものではない。50代以降の女性の生き方を、香山先生の診察室を訪れる患者さんの悩みとか、香山先生自身の迷いや戸惑い、試行錯誤の経過などざっくばらんに書いてある。講演も聞いたことがあるが、さらに親近感の増す文章だった。早めに検討して準備しなければならないことや、老化に対して極端に否定的にならない方が精神衛生上よいということが分かった。2018/09/17
ごへいもち
24
とりとめのない感じだった2019/10/22
ぽけっとももんが
13
図書館新着本。もうすぐわたしは半世紀になる。早いものだ。仕事を今のまま続けるならあと10年。この「定年後」は仕事の定年というより、一世代前よりずっと若々しくいられる今の50代、60代の女性の、心や体や環境の区切りのようなものだろう。わたしは定年後、また好きなだけ本を読んで探せると思うともう楽しみでならない。美魔女も羨ましくはないし、心身の衰えも自覚しつつ基本的に健康。不確定な未来を思い悩んでもどうしようもない。よしよし。2018/09/30