内容説明
「食糧危機」は短期的には、アフリカにみる飢餓によって、切迫さが浮きたった。しかし、このような飢餓は、長期的にみると全世界的規模で、発生する可能性が強い。日本は、その風土、国際環境などにおける特殊な条件をふまえて、独自の食糧戦略を樹立しなければならない。この重要な問題の解決を一歩進めることに役立てるために、この研究レポートが作成された。
目次
問題提起 21世紀の食糧と日本の戦略
第1章 ハイポニカ農法は旧農法を超えるか
第2章 食糧需給についての緊急課題
第3章 狂いはじめた地球環境
第4章 国際政治と食糧戦略
第5章 食糧安全保障戦略は万全か
第6章 バイオ技術が招く食糧工業化社会
終章 食糧危機への提言