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内容説明
少年王ツタンカーメンをおおう黄金の仮面は何を語りかける?黄金にかがやく仮面の下から現われた若きツタンカーメンのミイラ。「王家の谷」に古代エジプトの真実をもとめて歩く。
目次
1 なぞのパピルス
2 墓どろぼうの村
3 マルカタ遺跡をたずねる
4 ひみつのかくし場所
5 ミイラは語る
6 王家の谷
7 盗掘王ベルツォーニ
8 考古学者カーター
9 黄金の宝
10 ツタンカーメン王の生涯
11 栄光と悲劇
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みや
18
少年王ツタンカーメンが発見された王家の谷を歩き、古代エジプトの謎を探るノンフィクション。作者は稲荷山古墳を発見した人なのだそうで、カルナック神殿など有名な遺跡の発掘の様子や過程を簡潔に分かりやすく纏めており、他国の考古学者たちのエピソードも多かった。墓や遺跡にはそれぞれ、建設・使用・盗掘など歴史がある。発掘に至るまでの苦難と努力の逸話を知ると、発掘という作業もそこに続く歴史の一つなのだと感じた。一応は児童書なのでルビが振られているが、内容や文章は非常に地味で、子供が読んで楽しめるとは思えない。 2018/03/10
のんの
2
子供向けになってるけど、子供向けじゃない感じ。ツタンカーメンの発見者や作者の旅行記、ツタンカーメンの話がごちゃ混ぜって感じ。子供向けならもっと写真や絵が多めの方がいいんじゃないかなぁ~と感じた。棺にまた納められたツタンカーメンのミイラの顔が、どんな顔だったかが読み終わったあと、凄く気になった。2021/12/13
がんぞ
0
かなり年代が下っているとはいえ、アレクサンドルの図書館にはツタンカーメンの業績に関する記述などもあったかも知れないのに無に帰した(現代文明の《最も誇るべき業績》自然科学の知識は、建築物と違って消えにくいと思いたい)。ロゼッタストーンを解読したシャンポリオンにはそれを支える先人の業績があった。「枠で囲まれたのは固有名詞」この法則の発見がどれほど偉大であったことか/ハワード・カーターの苦労その後のこともよくわかる部分もある/ピラミッドを作るところが想像画で描かれているが、クレーンがあればずいぶんはかどったはず2015/02/20