出版社内容情報
〈日本人にはかつて共通の風景が心にあった。全国の歌枕と歌枕を象徴する事物、風物などをとりあげる辞典〉
〈茶人、画家、工芸作家など、創造のためのヒント集としても〉
歌枕は和歌によまれた地名およびそれに準じたものをさしていいます。この歌枕の多くには、歌枕を印象的に表わす「景物」、つまりその歌枕と結びつく事物や風物がよみ合わせられています。「住吉」と言えば、景物は「松」。「桂」と言えば「月」という関係です。
当時のよみ人たちは歌枕地を訪れたことがなくても、共通の風景が心に浮かんでいたことでしょう。本書では「歌枕」と対応する「景物など」、また地名を詠み込み歌枕として成立させた「証歌」を紹介します。これらを知れば、取り合わせや銘の参考、また画題や工芸品の題材など、創造活動をする人たちの絶好のヒントになるはずです。
【目次】



