私の古寺巡礼・京都〈下〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 229p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784473036476
  • NDC分類 702.17
  • Cコード C0095

目次

銀閣寺―銀閣寺 心ひとつの輝き(久我なつみ)
法然院―生かされている私たち(道浦母都子)
禅林寺―終わり思うぞ嬉しかりける(安部龍太郎)
南禅寺―南禅寺 回想にふける(児玉清)
青蓮院―青蓮院―現在・過去・未来(藤本義一)
知恩院―知恩院と私(浅田次郎)
高台寺―ねがひ(飯星景子)
清水寺―清水寺…きよみずさんのこと(田辺聖子)
妙法院・三十三間堂―京都に居ることが分った。(みうらじゅん)
智積院―剥落の中に発見した等伯の近代性(横尾忠則)
泉涌寺―御寺の風格(芳賀徹)
東福寺―東福寺散策(檀ふみ)
東寺―立体曼荼羅の寺(梅原猛)
天龍寺―天龍の大慈(玄侑宗久)
西芳寺―生きとし生けるもの集う(下重暁子)
醍醐寺―花の寺、水の寺に歴史を重ねて(永井路子)
法界寺―法界寺あるいは民俗にささえられた寺(井上章一)
萬福寺―黄檗宗あれこれのこと(夢枕獏)
平等院―古今平等院(志村ふくみ)
浄瑠璃寺―美と切実 浄瑠璃寺参拝(立松和平)

著者等紹介

梅原猛[ウメハラタケシ]
1925年宮城県生れ。哲学者。1999年、文化勲章受章。立命館大学教授、京都市立芸術大学学長、日本ペンクラブ会長、国際日本文化研究センター所長などを経て、現在、同センター顧問。著書に『隠された十字架 法隆寺論』(毎日出版文化賞)『水底の歌 柿本人麻呂論』(大佛次郎賞)『ヤマトタケル』(大谷竹次郎賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鬼山とんぼ

2
安部龍太郎全巻読破の途上でこの20人の作家によるエッセイ集に遭遇した。安部さんの登場はわずかで読んだことのある題材だったが、大きな拾い物が紛れ込んでいた。浅田次郎による知恩院探訪記である。『鉄道員』映画化の紹介の際、私は別件で呼ばれ隣に並んでテレビに映っていた縁があり大半の作品は読んでいるが、この作品は彼の短文の中ではベストと思われる。家系やその累歴、自身の学歴から数々の屈託、家康の知恩院を大事にしたことへの軍事的洞察など、話題は縦横無尽に飛びつつ、しかも有機的にわずか10ページに凝縮されている。2024/02/26

N.T

2
色々な人が色々な寺について書いている。 「私の」と銘打っている通り、多くは私的なエッセイ(エッセイは元々私的なものだが)で筆者を知らないと一般人のブログと大差ない印象を受ける。 それだけ現代では書き手が増え情報へのアクセスが容易になっているのだが、だからこそ筆者方には頑張って欲しかった。 ただ檀ふみの章は面白く読めた。2016/02/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2315599
  • ご注意事項