内容説明
幼い頃に母を亡くし、伯父家族のもとで育った奈々生。彼女は、その家によく遊びにきていた従兄の親友・奏を慕い、大きくなったら彼のお嫁さんになりたいと夢見ていた。ところが、彼は奈々生が十歳の時に引っ越し、音信不通に…以来、奈々生は恋とは無縁で過ごし、二十四歳を迎えてしまう。そんなある日、奈々生の前に突然奏が現れた!昔と変わらずやさしい彼に会い、喜ぶ奈々生だけれど、それは束の間の幸せで、運命を恨むことになる。なんと彼は、自分を捨てた父の義理の娘と婚約していたのだ。彼はもう、絶対に好きになってはいけない相手。それなのに、溢れ出した愛しさは止まらなくて―?
著者等紹介
久石ケイ[クイシケイ]
関西在住のくすりやさん。2003年よりwebサイト「kuishinboの屋根裏部屋」で恋愛小説を公開。ちょっとえっちな恋愛小説が大人の女性に人気を得て、2008年アルファポリス恋愛小説大賞読者賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やまと
11
ヒロインとヒーローの、生い立ちが可哀想すぎる。とくにヒロイン、でも支えてくれる人が沢山いたから、あまり悲惨さは感じなかった。 ヒーローの、過去の女性関係は、あんまり詳しく知りたくないかも。 ハウスメイドのヒーローとヒロインちよこっと登場。2018/09/16
ラスカル
6
表紙買い→過去に読んだことのある作家のだと知る、な一冊☆ 不憫系な主人公と執着系の初恋相手とのシリアスラブなお話でした。とりあえず、味方と悪役が見事にスッパリと書き分けられてるので読みやすかった。もう、主人公の父含む義姉とその家族が解りやすく清々しいほどのクズっぷりで☆ 初恋相手もそうだけど主人公がなかなか複雑な生い立ちで…でも『よくグレずに育ったな!?』と言いたいほど主人公はイイ子。…場面によってはちょっとイラっとしたとこもあるのはご愛嬌かな(^.^) 2018/07/01
さくら
5
ヒロインとヒーローの生い立ちが可哀想で、特にヒロインはよくぞ良い子に育ったなあと思ってしまいます(しかもかなり一途)。悪役が典型的な性格の悪さで、いっそ清々しく、ラストに向けてちゃんとハッピーエンドに向かうのが良かったです。ヒーローがもうちょっと魅力的であってほしかったけど…。2020/11/10
あんにょん
5
生い立ちが複雑な二人の恋。子供のときから嘘つきは大人になってもなおらない。2018/07/30
ちえちゃん
3
別れた大好きな幼馴染が大企業御曹司として帰って愛し合うちょぴり?大人の胸キュンライトノベル。14年間の想いが溢れ出す。脳内恋愛を楽しみました。2018/09/30