内容説明
いつもと変わらないわが家の朝食風景。ところが、想が席を外した隙に、家族全員が消えてしまった!一人残され、途方に暮れる想。だが、その彼女もひょんなことからパラレルワールドに迷い込んでしまう。呆然とする想に手を差し伸べてくれたのは、素晴らしく容貌の整った男性、エルヴィンだった。想は彼の家に住まわせてもらうことになるが…家族と再会できる日は来るのだろうか。いつか自分の世界に戻れるのだろうか。そして、この恋の行方は―?パラレルワールドに迷い込んだ女子大生の、甘く切ないラブストーリー。
著者等紹介
佐野光音[サノヒカルネ]
2010年1月よりインターネット上で作品を掲載。同年、「EYES」の書籍化に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かず
3
かなりはやい時点でパラレルワールドに移動するので、どんな展開になるのだろう?とワクワクしながら読み進めました。家族が現れなければ、変わっていただろう結末。最後は違うな~と思わされた。ルヴィはルヴィであってルヴィではないし、残されたルヴィはどうなるのか?残されたルヴィが報われない。家族が現れた辺りはおもしろおかしく書かれているのに、進むにつれて悲しい、切ないお話で作品的にはすごくよかった。2015/12/18
ぽに
1
ある日突然家族が消え、その後自分までパラレルワールドに行ってしまう。そこで偶然出会った男性に拾われるんだけど…行き場がないヒロインを家に置いてくれるという、初対面にも関わらず親切な申し出をしてくれただけで有難いのに、必要なものはと聞かれてネイルや香水、基礎化粧品はライン使いしたい等とよくまぁこれだけ図々しく言えるものだと呆れた。お嬢様設定なのかもしれないけど、読む気が失せた。2020/03/01
文々
1
正直、さらっと読める恋愛小説だと侮っていました。家族の在り方や自分の存在意義について少し考えさせられました。切ない!自分が主人公だったらどういう答えを出したのだろう?続編が出てほしいです!2015/08/30
いかこ
0
ラストは、なんと言うかまぁトリップ物に有りがちな感じです。予想通りと言うしか無い。しかし、主人公の思考とか立場とか諸々身につまされる部分が多々あって、読んで居て一緒に苦しんだ。これ、続編出るのかなー。ちゃんと幸せになるんだよね?てか、続編出してちゃんと幸せにしてあげて欲しいわ…2011/07/31
満月-ya
0
★★