内容説明
人間の体の中に存在する微量のたんぱく質を、治療薬に応用しようとする研究がスタートしてから６年が経過していた。５か年計画のプロジェクトは順調には進まず、企業、そして研究者にも焦りが見え始める。そんな中、ある意外な生物が研究開発の糸口に繋がることを知ったプロジェクトリーダー中宮は、自らを実験台として臨床試験に踏み切るのだが…。医薬品開発に携わる人たちの苦悩をリアルに描く。
著者等紹介
小田川豊生［オダガワホウセイ］
１９４０年愛媛県内子町生まれ。医学博士（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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