内容説明
突然、襲われた脳梗塞によって「重度高齢障害者」となった著者が、まったくの自由の利かない身体から、リハビリをかさね、パソコンを使いわずかに動く手によって記した日々の記録。法制化も含め、脳卒中・脳梗塞をめぐり様々に議論がされるなか、自らの経験に基づき、医療・介護のあり方、この病とのつきあい方を綴る。
目次
倒れるまでの当日の行動
パソコンで体験を人に伝える行為
経過と夢と現実のギャップ
第二の人生のあり方
福祉、看護を考える人達と身障者のこれから
現状における高齢化社会の「問題点」とは
これしかないのか?(リハビリの方法)
二年間たった時点のまとめ
病状改善とリハビリのこれからと、日本の福祉のありかた
ようやく、二〇〇九年末頃にわかった病状
在宅治療の始まり
障害の内容を考える
今の障害レベルを整理する
目的・目標の追加と障害の功罪
あらためて橋部の細部を見る
何からチャレンジしたか
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私のリクレーションで思うこと
法改正に思うこと
日記の中断理由