内容説明
的場果歩、三十歳。彼女が働く灰谷市役所はいまだ前時代的な男性社会で、女性はサポートや雑用ばかり。身勝手な恋人は仕事に夢中で、結婚話をしても冷たい態度。―私は大丈夫。何があっても、笑っていられる。自分にそう言い聞かせる彼女を、さりげなく守り、いたわる四才年下の係長・藤堂。その優しさは年上への気づかいか、それとも―？お互いになかなか踏み出せない、ちょっともどかしい大人のラブストーリー。
著者等紹介
石田累［イシダルイ］
中国地方在住。自作小説をｗｅｂにて公開。ファンタジー・ＳＦ・現代物等、様々な世界を舞台にした恋愛小説を執筆。２０１０年、「年下の上司」で出版デビューにいたる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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本夜見
4
主人公はドＭですか？って思っちゃう程 耐えて忍んで我慢して…。『何か言い返したらんかーい！』とツッコミを入れたくなった。だから 最後の最後まで 気分がモヤモヤするってか スッキリしない重苦しさがつきまといました。2011/03/28
わきち＠肩書きは妄想家
3
じっくり読むにいいお話です。面白かった。藤堂さん、どうにも煮え切らないタイプだなあって思いましたが、じわじわくる魅力でした。果歩さんも、もうちょっと言えばいいのにって思うのですが、立場上言えないのはすごくわかります…（笑） 晃司くん、いい味出してる。なんか嫌いになれない不思議な人です。2012/03/08
ちず
1
盛りだくさんの設定で。 たったの4歳違いが20代くらいだと、こんなにも意識されるものなのかなぁ。 たまたま手に取った本だったのだけれども、面白かった。2018/08/25
サティーシャ
1
市役所勤務の果歩30歳 男社会で女性はサポートな仕事ばかり。新しい上司は民間からの使えない年下・・・と思ったら、実は仕事できる？ 仕事ができる男はいいね・・・仕事の話が多いからなかなか恋愛には進みません。2014/06/04
カカオ
1
エタニティブックスから、年下の上司。 少し暗い雰囲気から始まるのですが、エタニティシリーズでは個人的にナチュラルキス、PUREの風さんに次ぐ文章力、構成力だと思っています。 なかなかじれったいところもあるのですが、何より最後の盛り上がりが私好み！ 恋愛小説が好きな方にはおすすめしてみたいです。
