内容説明
なぜこんな異常なことを！？六つのキーワードをもとに認知症老人の体と心に分け入り、シミュレーション。介護をされる人の気持ちが解る本。
目次
１章 認知症を理解するためのキーワード（記憶；思考；感情；自我；概日リズム；環境への適応）
２章 従来の病期とキーワード（健忘期；混乱期；痴呆期）
３章 認知症老人の言動とそれへの対応の概要（すべての認知症老人に；認知症老人の問題行動はほとんどが介護側にとって問題となる行動です；認知症老人への対応は、ある部分乳幼児への対応と共通する ほか）
４章 認知症老人個々の異常行動とそれへの対応
著者等紹介
杉山弘道［スギヤマヒロミチ］
昭和３７年新潟大学医学部卒業。昭和４６年長岡赤十字病院内科。昭和５２年内科医院開業。平成１１年介護支援専門員資格。日本内科学会・日本認知症学会に所属（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カラ崎検査官
1
まず前半の「6つのキーワード」の項、既存の考え方と著者の独自の考え方がごちゃ混ぜで非常に読みにくい。事例はそれでもだいぶ読みやすく、異常行動が認知症をもつ人からの何らかのメッセージというのは理解できるけど、一部の項ではなんでもかんでも妄想に原因を求めすぎてる感じもあったし、「記憶の脱落→現在の認識にずれ」というパターンと、「過去の体験を現実と思い込む→妄想」というパターンの何が違うのか分かりにくい。ちょっとイマイチ。2017/11/25
