内容説明
ちよは言いつのった。「そこに来ているんだよ今朝次」―臨終の床で、小人と闘う母を、あますところなく活写する小島信夫文学賞作家ひさびさの短篇集。
著者等紹介
橋本勝三郎[ハシモトカツサブロウ]
1932年、横浜市生まれ。作家。日本ペンクラブ会員。長期療養の後、団体文化誌編集者、百科事典編集部嘱託などをつとめ、その後フリーとなって「文學界」「新潮」「海燕」などに小説を発表する。著書に『弓子の川』(小沢書店・第1回小島信夫文学賞受賞)のほか、『「森の石松」の世界』(新潮社・第4回大衆文学研究賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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