内容説明
本書では、「冒険小説とは、主人公が自分自身から不特定多数の他人にいたるまでの、人間の生命にかかわる、あるいはそれと同程度の危機に遭遇し、自らの力でその危機を克服していく過程を中心に描いた物語である」という定義を念頭に置いて選んだ、代表的な冒険小説１５０点の紹介解説を中心に、冒険小説の祖ともいうべきダニエル・デフォーの『ロビンソン・クルーソー』をはじめとする古典的冒険小説の流れと、国内の気鋭の作家による冒険小説作品にも触れてある。
目次
１ 海洋冒険篇
２ 山岳・秘境篇
３ 航空冒険篇
４ 作戦計画（犯罪）篇
５ スパイ冒険篇
６ パニック篇
７ 冒険ロマン篇
追篇１ 世界の冒険小説・古典篇―冒険物語から現代冒険小説の萠芽まで
追篇２ 概説・日本の冒険小説―その流れと代表作について
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- 660magazine Vol.009
