ベギン運動とブラバントの霊性

ベギン運動とブラバントの霊性

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  • サイズ A5判/ページ数 333,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784423460504
  • NDC分類 192.358
  • Cコード C3022

内容説明

本書では、中世における女性の宗教生活に社会史の視点から光をあて、誤解に彩られたベギン運動の真実の姿を示しつつ、彼女らの信仰生活が霊性の発展にいかに寄与したかを明らかにする。12世紀のサン=ティエリのギョームを源泉とし、ハデウェイヒの神の経験をへて、14世紀のルースブルークに開花するブラバントの霊性の系譜を考察した、霊性史の先駆的な試み。

目次

第1部 サン=ティエリのギョームの霊性(サン=ティエリのギョームとその時代;サン=ティエリのギョームの霊性)
第2部 ベギン運動とその霊性(ブラバントのベギン運動;ワニーのマリと初期のベギン;ハデウェイヒの霊性)
第3部 ルースブルークの霊性(ルースブルークの生涯と作品;霊性の系譜―サン=ティエリのギョーム・ハデウェイヒ・ルースブルーク)

著者等紹介

国府田武[コウダタケシ]
1941年生まれ。上智大学大学院西洋文化研究科修士課程修了。ルーヴァン大学留学。ノートルダム清心女子大学助教授をへて、現在、東海大学文学部教授、博士(史学)。〔主な業績〕(論文)「エラスムスと三言語学寮の設立」(橋口倫介編『西洋中世のキリスト教と社会』刀水書房、1983、「パスカルとカルメル会の霊性」(『東海大学紀要文学部』第58輯、1993)、(共著)上智大学中世思想研究所編『中世の修道制』(創文社、1991)、同編『聖ベネディクトゥスと修道院文化』(創文社、1998)、(翻訳)F.ブリュシュ他『フランス革命史』(白水社、1992)、赤木昭三他編『パスカル全集』第1・2巻、(白水社、1993-94、共訳)、L.コニェ『キリスト教神秘思想史 3 近代の霊性』(平凡社、1998、共訳)、他
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