出版社内容情報
家族の問題、いじめや不登校、カウンセラーの責任と資格など、現代のさまざまな問題を通してカウンセリングとは何かを考える。
四天王寺カウンセリング講座での講義録をまとめた同名タイトルの書籍の文庫版。家族の問題、いじめや不登校、カウンセラーの責任と資格、「生きる」ということ等、現代社会を生きる上で出会うさまざまな問題を通してカウンセリングとは何かを考える。巻末解説は、スクールカウンセラーをはじめとして、現場で日々、多くの思春期の子どもたちを相手に臨床を行っている臨床心理学者の岩宮恵子氏。
I 現代社会とカウンセリング
II カウンセリングにおける家族の問題
III 不登校カウンセリング
IV いじめとカウンセリング
V 事例研究の大切さ
VI カウンセラーの責任と資格
あとがき
解説
シリーズ刊行によせて
初出一覧
【著者紹介】
一九二八年、兵庫県生まれ。京都大学教育学博士。京都大学名誉教授。元・文化庁長官。一九五九年にアメリカへ留学。一九六二年にスイスのユング研究所に留学し、日本人として初めてユング派分析家の資格を取得。一九六五年に帰国後、京都大学教育学部で臨床心理学を教えるかたわら、ユングの分析心理学を日本に紹介し、その発展に寄与。一九九二年、京都大学を退官。一九九五年、国際日本文化研究センター所長、二〇〇二年、第一六代文化庁長官に就任。著書に『ユング心理学入門』『昔話と日本人の心』『明恵 夢を生きる』『河合隼雄著作集(全一四巻)』ほか多数がある。二〇〇七年七月一九日、逝去。
内容説明
家族の問題、いじめや不登校、カウンセラーの責任と資格、「生きる」ということなど、現代社会を生きるうえで出会うさまざまな問題を通して、カウンセリングとは何かを考える。SNSやネットいじめの問題など、現代社会特有の問題を考えるうえでも、本書から多くの示唆とヒントを読み取れるだろう。
目次
1 現代社会とカウンセリング
2 カウンセリングにおける家族の問題
3 不登校カウンセリング
4 いじめとカウンセリング
5 事例研究の大切さ
6 カウンセラーの責任と資格
著者等紹介
河合隼雄[カワイハヤオ]
1928年~2007年。兵庫県生まれ。京都大学理学部卒業。臨床心理学者。京都大学名誉教授。1962年にスイスのユング研究所に留学し、日本人として初めてユング派分析家の資格を取得。帰国後、京都大学教育学部で臨床心理学を教えるかたわら、ユングの分析心理学を日本に紹介し、その発展と確立に寄与。1995年、国際日本文化研究センター所長、2002年、第一六代文化庁長官に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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