創元こころ文庫<br> カウンセリングを考える〈上〉―河合隼雄セレクション

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創元こころ文庫
カウンセリングを考える〈上〉―河合隼雄セレクション

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  • サイズ A6判/ページ数 295p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784422000527
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C0111

出版社内容情報

家族の問題、いじめや不登校、カウンセラーの責任と資格など、現代のさまざまな問題を通してカウンセリングとは何かを考える。

四天王寺カウンセリング講座での講義録をまとめた同名タイトルの書籍の文庫版。家族の問題、いじめや不登校、カウンセラーの責任と資格、「生きる」ということ等、現代社会を生きる上で出会うさまざまな問題を通してカウンセリングとは何かを考える。巻末解説は、スクールカウンセラーをはじめとして、現場で日々、多くの思春期の子どもたちを相手に臨床を行っている臨床心理学者の岩宮恵子氏。

I 現代社会とカウンセリング
II カウンセリングにおける家族の問題
III 不登校カウンセリング
IV いじめとカウンセリング
V 事例研究の大切さ
VI カウンセラーの責任と資格
あとがき
解説
シリーズ刊行によせて
初出一覧

【著者紹介】
一九二八年、兵庫県生まれ。京都大学教育学博士。京都大学名誉教授。元・文化庁長官。一九五九年にアメリカへ留学。一九六二年にスイスのユング研究所に留学し、日本人として初めてユング派分析家の資格を取得。一九六五年に帰国後、京都大学教育学部で臨床心理学を教えるかたわら、ユングの分析心理学を日本に紹介し、その発展に寄与。一九九二年、京都大学を退官。一九九五年、国際日本文化研究センター所長、二〇〇二年、第一六代文化庁長官に就任。著書に『ユング心理学入門』『昔話と日本人の心』『明恵 夢を生きる』『河合隼雄著作集(全一四巻)』ほか多数がある。二〇〇七年七月一九日、逝去。

内容説明

家族の問題、いじめや不登校、カウンセラーの責任と資格、「生きる」ということなど、現代社会を生きるうえで出会うさまざまな問題を通して、カウンセリングとは何かを考える。SNSやネットいじめの問題など、現代社会特有の問題を考えるうえでも、本書から多くの示唆とヒントを読み取れるだろう。

目次

1 現代社会とカウンセリング
2 カウンセリングにおける家族の問題
3 不登校カウンセリング
4 いじめとカウンセリング
5 事例研究の大切さ
6 カウンセラーの責任と資格

著者等紹介

河合隼雄[カワイハヤオ]
1928年~2007年。兵庫県生まれ。京都大学理学部卒業。臨床心理学者。京都大学名誉教授。1962年にスイスのユング研究所に留学し、日本人として初めてユング派分析家の資格を取得。帰国後、京都大学教育学部で臨床心理学を教えるかたわら、ユングの分析心理学を日本に紹介し、その発展と確立に寄与。1995年、国際日本文化研究センター所長、2002年、第一六代文化庁長官に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちーたん

14
古いので、と思いながら、河合先生の本なので読んでみました。やっぱり河合先生の本は分かりやすく、ありがたい。カウンセラーの資格は自分の責任にあるもので、人間のことを全て理解は出来ないから、ずっとこれでいいのかと葛藤を続ける。これがなければ、カウンセラーは素人。素晴らしくまた恐ろしい職業です。2016/02/05

のぶのぶ

9
行きつけの本屋さんで気になり、購入してきましたが、本当に参考になっています。少しずつ読みましたが、それが生きて仕事ができている。反省もあり、自分が熱すぎて引かれているんだなあ~と反省。書評にもあるように「いじめ」を引き起こす日本の土壌は納得です。みんなが少しずつ我慢をしている、確かにです。下巻もあり、少しずつ読みたいし、再読もしたい本です。2015/07/20

あかね

1
語り口調がソフトで読みやすいです。驚いたのはあの有名なロールシャッハテスト(インクのシミを見るテスト)で思春期の子供は普通の子供でも分裂病(今でいう統合失調症)と間違う時があるとは!衝撃でした。そりゃあ激しいわけだよ、思春期…。2021/06/30

akane

1
河合隼雄さんの本は初めて読んだが、日頃思っていることを言葉にしてくれたり、切り口が面白い。もっと読んでみよう。2016/12/09

Hiroyuki Okumura

1
カウンセラーの重さを学べた。プロの姿勢は常に問続けるのだな。2015/03/22

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