瑞穂の国うた

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  • サイズ B6判/ページ数 316p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784418045051
  • NDC分類 911.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

『折々のうた』には書き得なかったこと、読んでも見えてこないことの集大成。いわば『折々のうた』の”勘どころ”を一冊に凝縮。

内容説明

胸に刻んでほしい。この一句、あの詩魂。ライフワークには書きえなかった大切な日本語の“話”。

目次

芝生の上の木漏れ日(一月―齢を重ねる;二月―つぶらかな声;三月―交替する時間;四月―桜は「生命力」 ほか)
虹の橋はるかに…(芭蕉の臨終;正岡子規の頭脳;アンソロジストの系譜;子規と漱石の友情 ほか)

著者等紹介

大岡信[オオオカマコト]
詩人、評論家。1931年(昭和6)年、静岡県三島市生まれ。東大国文学科卒。読売新聞社外報部記者のほか、明大、東京芸大の教授経験がある。詩作は中学生の頃から始め、『記憶と現在』『春少女に』などの詩集がある。同時に、深い造詣と鋭い視点から詩歌論・芸術論を展開。歴程賞の『蕩児の家系』、読売文学賞の『紀貫之』をはじめ、『ことばの力』『うたげと孤心』などを発表。1979年から「朝日新聞」に連載しているコラム「折々のうた」では菊池寛賞を受賞。1995年(平成7年)、第51回恩賜賞・日本芸術院賞受賞。1996年、ストルーガ詩祭(マケドニア)で大賞「金冠賞」受賞。1996年度「朝日賞」受賞。1997年、文化功労者。2003年、文化勲章受章。日本芸術院会員
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感想・レビュー

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愛奈 穂佳(あいだ ほのか)

9
タイトルに惹かれて、手に取りました。『日本の和歌や俳諧という詩歌の世界は、フィクションを受け入れることによって現実をいっそうこまやかに見ることができるようになったという、一種の弁証法的な展開がそこに見られるわけです。』というくだりが非常に興味深く、読み応えがありました。詩歌って日頃あまり縁がない世界なので……どれもこれもが新鮮でした。2013/04/30

桐葉

0
柔らかい話ことばで平明に語っているが,内容は深くとても啓発された。芭蕉,子規,虚子と俳句の大きな流れが分かった。今さらながら,先人の教養の深さ,それを得るための鍛錬のすさまじさに思いを巡らせた。2016/01/24

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