内容説明
「デザインとしての文字」、「知識としての文字」。文字のことを知らずして、文字を使いこなすことはできない。13人それぞれの文字への想い―文字の旅がはじまります。
目次
世界をめぐる文字の旅―愛ある文字・トンパ(浅葉克己)
ローマ大文字の礎―トラヤヌス帝の碑文がかたる(木村雅彦)
字・言葉・文・絵(葛西薫)
サンセリフ体活字の潮流―誘目性から可読性へ(杉下城司)
タイプデザイナーという仕事(鈴木功)
私のデザインと文字(服部一成)
石彫り職人の活字 ギル・サン書体(河野三男)
日本語のデザイン、その後―日本語組版の応用と展開(永原康史)
書から活字へ―書家・池原香穉を追って(春田ゆかり)
タイポ・グラフィックス―デザインとの関わり(中島英樹)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
o_katu
2
グラフィックデザインの根源はタイポグラフィというのは面白い考え。今のレイアウトの基本は聖書が出来た頃からあった、バウハウスがタイポグラフィに深く関わっていたなど、文字の歴史が紐解かれ楽しめました。本書の文字組も学ぶべき美しいレイアウトです。2011/05/11
長坂 断
0
1名を除いて充実した内容だった 本当に受講している気分になった2016/07/08
Kenji Sakaguchi
0
◎
eazy
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欧文書体の歴史に俄然興味が出た。出自がわかると覚えやすい。ローマン体とサンセリフ体の変遷、DTPでなにげなく使ってたフォントにこんなフォントメーカーたちのドラマがあったんだな2012/07/18
t.i
0
積んであったのを、やっと読了。13人のクリエーターがそれぞれ文字をテーマに書きたい事を書いている感じ。なので人によって面白さもまちまち。この本をきっかけに、興味のある内容を掘り下げていくと良さそうな、入り口的な本。事例をあげたもの、歴史的な内容は読んでて興味深かった。2012/04/06