内容説明
礼状、わび状、挨拶文といった手紙、報告書、答案など、自分の心を100パーセント伝える狙い通りの文章をつくる技術のエッセンスがここに凝縮されている。
目次
ですます体文体つかい分けの技術
知的表現は接続詞の使い方しだいおもしろくする決め手の技術
並の文章と名文この分かれ目ポイント構成・省略の技術
心が100パーセント伝わる礼状、わび状、あいさつ状の技術
断定形、直接話法、主語を出す…ちょっと変わってきた日本語の技術
文章生かすも殺すも「書き出しの3行」この重要技術
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のほほんなかえるさん
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◆素直に文章を書くことの弊害について考えさせられた。◆「思考の整理学」で馴染みのある著者が文章について書いた本。◆巧い文章を書く著者による、文章を書くことをめぐる雑感集といった内容で。全体としてちょっとまとまりに欠けていたか。思ったことを思ったとおり書きすぎてしまった印象。◆それでも飽きることなく読めてしまうのだから不思議だ。各項目ごとの話が面白く文章がスマートだからだろう。その点、著者の魅力が詰まっている本と言える。◆タイトルから文章修練本を期待してしまったので残念だと感じるだけだ。なんだか惜しい一冊。2015/11/02
ゆき
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図書館本:思考の整理学の外山さんの本と思って読み始めたらとても読みやすかった。2014/01/07
cotton
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感想3点。■国会中継において、2013年現首相の安倍晋三さんがよく使用される語尾の「~であろう」(例:当然のことであろう)私「What?」だってなんだか ””ぼや~っ”” という印象よ。しかしこれは「AはBである」よりも「AはBであろう」とすればおだやかになり「AはBではなかろうか」とすればいっそう ””やわらかにひびく””、ということらしい・・p146■私も学校で暗唱させられた文章ってない(寂)・・p202■私も音読授業は小学生のときだけだったな(寂)・・p1632013/06/17
雲丹
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簡明でテンポ良く読めた。新たな発見と、自分の中でうっすら思っていたことが半々くらいだったけど改めて読むとやっぱり違う。外山さんの書く文章は好きなので図書館の返却期限までに再読したいと思う。得る物が多かったので購入も考えているが積ん読だけになりかねないので未定。2013/03/07