内容説明
マスプロ教育、高学費、共通一次など入試制度の矛盾に加えて、臨教審答申のなかで日本の大学はいま未曽有の危機にさらされている。自民党政府・独占資本が期待する90年代の大学像に対して、国民のための大学づくりの道をさぐり、展望を明らかにする。
目次
第1章 いま大学は―現状と問題(臨調・行革は大学に何をもたらしているか;臨教審の発足とその意図するもの)
第2章 大学を危機においこんだもの
第3章 国民のための大学をめざして(研究も教育も天皇のため―戦前の大学;新制大学の発足と新たな歩み―戦後史の中で)
第4章 これからの大学―90年代の日本の中で