内容説明
古文書への熱い思いが、ガンとの闘病生活を支えた。元新聞記者が、定年を機に取り組んだ古文書の尽きない魅力を語る。
目次
古文書が苦手の理由―読書百遍意自ら通ず
読めない字との出合い―海音寺潮五郎の場合
羽黒山伏と狐憑き―修行中に逃げ出したが
写本・徒然草を読む―徒連徒連具さとは
寺子屋の『一寸案文』―ちょっと読めるかな
孝女・於竹さんは超人気者―大日如来の化身でした
大黒さまの御影―二千枚刷って福来る
遊女の恋文は名文?―高尾太夫のラブレター
ナゾの針の穴と女中ことば―携帯用の豆本の中身は
手紙の書き方―読み書きの教科書です
『高利先生一代記』―長者指南所に入門、さあ大変
借用証文のコレクション―借金は返済したのでしょうか
名頭と偏冠尽くし―苗字の便利な手引
名札は入札で―算筆が得意でないと
奉公人請け状―盗み、欠け落ちをしたら
廃止直前の関所手形―足取り軽く峠越え
著者等紹介
片山正和[カタヤママサカズ]
1938年、岡山県生まれ。日本大学法学部法律学科卒。元・朝日新聞記者。現在、生涯学習一級(古文書)インストラクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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