内容説明
七つの年にラスベガスのカジノで拾われた芦原雪。自分を拾ったシンガポール華人の令輝から徹底的にルーレットを仕込まれ、雪は一流の腕を持つまでになる。厳しい育ての親とは対照的に、“雪”に名前をつけ、無条件に甘やかそうとするのが令輝の腹違いの弟、藤堂だった。雪にはそれが煩わしくて仕方ない。現在は藤堂が社長を務める東京の公営カジノで働く雪だが、どんなに素っ気なくしても藤堂の態度は変わらず…?
著者等紹介
一穂ミチ[イチホミチ]
1月生まれ。小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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扉のこちら側
92
初読。2014年443冊め。前作から期待していたカップリングなのだけれど、芦原のキャラクターが想像とちょっと違っていた。普通の日本人家庭で育って屈折してる、くらいかと思っていたのに、ドラマチックすぎる生い立ちで、そしてツンデレかと思ったけど、デレ要素が少なすぎる。藤堂の懐の大きさは好感度高いけど、この二人でもう一作書いてほしい感じ。気に入ってはいるので、再読します。2014/06/19
サキヤマ アン
49
ノーモアベットは未読。年の差(攻めが年上)は大好物。ルーレットのルールは全然分からないけれども、丁寧に書かれている文章を読むと、まるであのルーレットの回るなかで玉が軽快な音をたてるのが目に浮かぶ。藤堂と賭けに負けた雪が彼に対して態度を軟化させていくあたりから、雪が可愛らしく思えた。ツンツンデ(レ)くらいだろうか。あとがきのお話しも面白かった。近いうちに、ノーモアベットも読もうっと。2014/06/16
せ〜ちゃん
42
★★★★ 『ノーモアベッド』のスピンなのでこちらも購入。2015/06/16
扉のこちら側
40
再読。2015年1034冊め。ドラえもん誕生日ネタのSSから本編へ。2015/09/06
扉のこちら側
31
再読。2014年482冊め。好きではないけど家にあったカヤジャムを塗ったトーストを食べながら。2014/07/12