内容説明
ドメスティック・バイオレンス、家庭内暴力!だが、多くの人は何が暴力か気づいていない。かつて傷ついたものが、いま傷つける。心の病は関係の病、その深部にメスを入れる…傷ついた心を癒す。
目次
DV(ドメスティック・バイオレンス)
不安神経症・パニック障害
児童虐待・親殺し
著者等紹介
小田晋[オダススム]
1933年大阪府生まれ。筑波大学名誉教授、社会経済生産性本部メンタルヘルス研究所長。東京医科歯科大学大学院修了。医学博士(社会精神医学および犯罪学)
作田明[サクタアキラ]
1950年千葉県生まれ。精神科医。聖マリアンナ医科大卒。東京大学医学部精神医学教室、ロンドン大学付属精神医学研究所などを経て北所沢病院理事長。専門は犯罪精神医学
西村由貴[ニシムラユキ]
精神科医。筑波大学大学院医学研究科修了後、科学警察研究所主任研究官等を経て、慶応義塾大学勤務。専門は社会精神医学、司法精神医学、犯罪学
大西守[オオニシマモル]
栃木県精神保健福祉センター所長。医学博士。日本医科大学医学部卒。フランス政府給費留学生としてサンタンヌ大学留学。慈恵医大学講師を経て現職
寺沢英理子[テラザワエリコ]
ルーテル学院大学総合人間学部臨床心理学科助教授。新潟大学大学院教育学研究科修了。臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ybhkr
1
事例が多く読みやすい。現在と描かれているけど、森田療法にページがかなり割かれていたり、古いと思われる事例があったり(覚せい剤の種類から)発行時2005年でもそれほど時代に即した、新しい物は感じられなかった。メインになっているDVに関してはDV法以降のものが多く、警察が絡んでくるものも多い。しかし、実際、発行時にここまで警察が出てくる事例は相当重たいものではないか。今でもDVに対する警察の介入はなかなか難しいとされている。精神的に未成熟な親が子供の心の病を作り出すパターンは一貫している。難しい問題。2016/09/04
Kazuo
0
読んで感銘を受ける類のものではなかった。DV、不安神経症・パニック障害、児童虐待・親殺し、これら三部がそれぞれ独立して何の関連もなく、これらが何なのかを説明しようと試みられている。2014/04/01