ザ・ストーカー―愛が狂気に変わるとき

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  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784396610630
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0011

内容説明

ストーカーは、すでに現代人の幸せにとって現実の脅威となっている。一九九六年。ストーカーという言葉は、ようやく社会現象としての認知を得たが、本書は、そのストーカーを筆者が、精神科医の立場から、心の科学現象として、時代の病理として分析し、その深層に迫ろうという試みである。

目次

第1章 ストーカーたちの心の闇―コントロールできない異常愛とは
第2章 古典的ストーカーと現代的ストーカー―標的になった有名人たち
第3章 「普通の人」がストーカーに変わるとき―想像を絶する「執拗さ」の理由
第4章 なぜ、偏り歪んだ心になるのか―一見、見分けがつかない人格障害の恐怖
第5章 ストーカーをいかに見破るか―次にあなたが狙われないために
第6章 「ストーカー」現象は、このあとどうなる―屈折愛を増長する時代の病理

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Akio Kudo

1
★★★ まだ消費税3%だった頃の本で古い。内容も疑問に感じるところがあるが、ストーカーが他人とのほどほどの距離を保てないのは変わらない。しかもデジタル時代でそれがますます困難になっているのは考えさせられる。2021/03/07

やの

0
「電話というものは、送信する側の一方的な都合で他人を電話口まで呼びつけ相手をさせるという、まことに自分勝手、かつ暴力的な側面を持つ道具である。」2011/11/21

amanon

0
平成9年発行と奥付にあるから、十三年も前に出たことになるが、今でも充分に通用する内容を持っていると思う。ストーキングを行う人物像を分類化と分析というのが、この書の主旨だろうが、どちらかというとその事例の荒唐無稽さを楽しんで読んでいたという趣が強い。それにしても、その醜悪なストーキングの事例、そしてそこから浮かび上がるストーカーの人物像の愚劣さというのは、殆ど筆舌に尽くしがたいものがある。しかし、そうしたエピソードを好きこのんで読んでいる自分は一体?という気にもさせられるが。2010/08/09

Zn

0
ストーカーという言葉が生まれたのは90年代半ば。名付けられることによって取り上げることができるようになっている。精神病とパーソナリティ障害の違いの説明は腑に落ちた。2023/01/21

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