内容説明
「非情」を以て「信頼」を得る。混迷期、盤石の「国家経営」に着手した家康が現代日本人に示唆するもの。
目次
テーマを変えては甦る家康
1章 家康の「人間学」と「経営理念」―組織の恒久維持に向けて希代の経営者は何をしたか(信頼をCIにした「個と組織」の経営法;忠臣・守旧派か?武功なき改革派か?;「世論」こそが家康の最大の武器)
2章 「運」と、どう向き合うか―ときには待ち、ときにはつかみ取った家康の「運」とのつきあい方(権力者の心理をどう読むか;運を天に任せるとき)
3章 人間通が人を動かす―人使いの達人、家康はいかにして人間心理に精通したか(功妙な“閥”づくり;無学無筆を装った知者;用心こそ長寿の秘訣)
4章 後継者選び―名経営者か否かは「最後の大仕事」で決まる(「平時」にふさわしいのは誰か;後継者の生き方)