内容説明
すべては雨宿りから始まった。一人旅で岩手県遠野市を訪れた奈良井律子は、豪雨を避けて駆け込んだ小屋で、三人の女性と知り合った。雨がやんだ後も行動を共にした四人は、胸を刺された男に遭遇するが、巻き込まれるのを恐れて見殺しにしてしまう。共通の罪を背負った四人は、次々に自らの秘密―殺したい人間がいることを告白する。やがて一人が“交換殺人”を提案し…。
著者等紹介
笹沢左保[ササザワサホ]
1930年、横浜生まれ。61年、『人喰い』で第十四回日本探偵作家クラブ賞を受賞。以来、旺盛な執筆活動を続け、推理、サスペンス、時代・歴史小説と幅広いジャンルで多数の作品を発表。人間の心理を巧みに描く緻密な構成と鮮やかなどんでん返しの結末で読者を唸らせてきた。2002年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミッフー
110
病院売店購入二冊目✌️作者は昔大ヒットした「木枯し紋次郎」作者の笹沢佐保氏。同作品、旅先での突如の豪雨による雨宿りで知り合った女4人。雨上がり後に行動共にした際たまたま見つけた遺棄された死体。それぞれ立場等から通報することなく見なかった事にと結束。更に結束力高める為、女4人によるそれぞれ殺めたい人物の交換殺人まで計画💦ここまでは凄く興味をそそり映画化も⁉️と思ったのではあるが、ここからが雑❗️「そんな偶然絶対にありえへんわ」と、本を相手に突っ込んでいる自分がいました😅残念な一冊とはこの本のことかな😜2019/12/23
coco夏ko10角
27
旅先の岩手県、雨宿りでたまたま知り合いになった女性四人、色々あった後一人が交換殺人を提案し…。それぞれどうなっていくかとワクワクしながら読み進める、最後の方は「もうあとこれしかページ数ないけど(汗」で明らかになる真相。まあ出来すぎ…かもだけど、交換殺人ものがたくさんある中でこういうのがあってもいいかも。2019/12/21
けんけんだ
17
面白かった。最後こう来るかと。この作家は、一期一会というかたまたま出会った人たちをテーマにすることが多いのだろうか。2019/11/03
yuui
12
うーん🤔面白かったんやけど、出来過ぎとるよな🙄2019/11/29
MINA
12
ほんっと続々復刊される著者の本買ってしまう。これは何だろ…面白いは面白かったんだけど帯で煽られ過ぎて、もっと終盤4人の女がぐっちゃぐちゃにいがみ合い交換殺人という京子な絆で仲間になった筈の彼女たちの中で、また殺人が起こってしまう…的な展開を期待してしまったので一人勝手に拍子抜けしてしまったトコがあってですね…。帯の文句が煽り過ぎなんだって!2019/11/23