祥伝社文庫
冠本 密命〈巻之22〉再生 恐山地吹雪

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  • サイズ 文庫判/ページ数 330p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784396343064
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



佐伯 泰英[サエキヤスヒデ]

内容説明

仙台を発って海路を北に向かった清之助は、巷を悩ます海賊サンボトジ党や、子供たちを拐かした妖しげな巫女を成敗するべく、刀を振るう。その清之助を斃すと宣言し、神保桂次郎を伴って出羽三山で修行を重ねる惣三郎は、自ら選んだ道を必ずややり遂げると専心しつつも「分からぬ」と呟いた。惣三郎が胸に抱いたのは、剣者として考えたこともない問いだった。

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。99年、初めて執筆した時代小説『密命』シリーズ(本書)で一躍、国民的作家となる。2014年、時代文庫二〇〇冊を突破した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロデタ

7
惣三郎はあまり出てこない。清之助が江戸にに向かう途中で悪党一味をやっつけるというずっと同じ様なパターンが続いている。清之助ばかりが剣を振るう。惣三郎の寒月霞斬りはもう出てこないのか。2021/01/12

まつけん

6
「密命」シリーズ巻之二十二。今作は主人公 金杉惣三郎の息子 清之助の活躍がほとんど。その清之助は武者修行先 仙台伊達家城下から更に北の地、陸奥八戸藩南部陣屋へひょんなことから出掛けることになり、その船旅の中で海賊サンボトジ党と対峙することになるが、その党首と清之助にはある因縁が… そして、副題にある恐山では真夏に地吹雪を起こす闇巫女と対峙。一方、主人公 惣三郎は、清之助を倒す武芸者として育てる決心で若武者 神保桂次郎と武者修行の旅を続ける中、「人をなんのために殺生するのか」そんな疑問を生じさせていた… 2020/07/06

tak

4
きれいごとだけでは生きていけないのだろうけど、自身の信念までも研ぎ澄ます父と、無心に闘う息子と弟子。2017/04/12

oguogumc

3
記録1000冊目。1000冊目が佐伯泰英は私っぽいかな。2018/12/23

しらたまはなこ

3
残虐な海賊の頭領としてではなく、本名の左門として最期を迎えられて本望だったのでは。後半はよく理解出来ませんでした。2017/08/11

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