内容説明
湖畔の樹海に、新たな伝説が生まれようとしていた。奥深いその森に棲む一家の主が、家族を斧で惨殺し失踪。数年後、事件を究明するため、若者が一人で森に分け入り遭難。そして今、若者が遺した克明な手記『遭難記―魔の森の調査報告書』を片手に、男女二人の大学生が樹海に足を踏み入れ、さらに…。過去と現在が恐怖に共鳴し錯綜する、驚愕のミステリー。
著者等紹介
折原一[オリハライチ]
1951年、埼玉県生まれ。早大第一文学部卒。88年『五つの棺』でデビューし、同年『倒錯のロンド』で江戸川乱歩賞候補となる。95年『沈黙の教室』で第四八回日本推理作家協会賞を受賞する
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