出版社内容情報
栄光を手にし、人々に夢を与え、そして去っていったヒーローたち…その語り尽くせないドラマの数々!
目次
1 “刺客”の去り方―ライスシャワー・淀の宿命
2 両雄五番勝負―サクラローレルvs.マヤノトップガンの意地
3 審議ランプの点った日―メジロマックイーン・三度、秋の盾は叶わず
4 捨て身のラストラン―ミスターシービー・ただ一頭の敵に燃やした執念
5 立ちはだかった皇帝(ルドルフ)―ナリタブライアン「史上最強」への蹉跌
6 惜敗癖に訣別を―ビワハヤヒデ・無念に耐えた家康型調教師
7 砂の褥―ホクトベガ・伝説の完成
8 青い瞳、大いなる母―ミホアルダン・盲目の牡馬の走路
付章 女傑の時代 牡馬もまた走りやまず―牡馬を負かすオンナ馬を解剖
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
umayama
4
今年の仏2000ギニーを勝ったLucayanの血統表のヴェンチアの名を見て、「盲目の牝馬」ミホアルダンを思い出し、数年ぶりに再読。何頭もの名馬の物語が載ってるけど、ミホアルダンの話は全ての競馬ファンに読んでほしい。2012/05/16
じゅんじゅん
3
大好きな名馬達の逸話がたくさん出てきて、興奮の読書でした。強い馬だけでなく、レースに出る一頭一頭にドラマがありますね(レースに出られない馬にも)。懐かしいレースを思い出しつつ、その頃の自分の思い出にも浸れました。木村さんの競馬本は本当に大好き!秋田からのいなほ号の車内であっという間に読了!2017/08/16
百木
3
ミスターシービーの章が良かった。歴史に残る三冠馬でありながらその敗れゆく者としての美を描かれるのは悲哀ではあるがその悲哀こそが彼を叙情的な物語にしている。その意味でもシービーは唯一無二の存在だと思う。ミホアルダンの章も良い。多くのサラブレッドはGⅠの舞台に立つこともなくデビューすらできない馬も多い。そんな馬ながら周囲に愛されて生きる馬がいることに心が暖まる。あとこういう本でビワハヤヒデが取り上げられるのはちょっと珍しい気がした。2014/09/05
読み人知らず
3
ミホアルダンなんて馬がいたことを知らなかった。牝馬は強くなったよねえ。ウオッカ、ダイワスカーレット、ジェンティルドンナ。さらにさらに強くなってる。2012/12/04
佐藤ゅ
2
ホクトベガでウルウルきて、ミホアルダンで涙が溢れました。筆者木村さんの優しさあふれる文章は読みやすくサラブレッドへの愛情が端々に感じられました!最後の牡馬と牝馬の性差の話も疑問に思ってた事が書かれてて、とても興味深く読みました。出会えて嬉しい本でした!😊2024/04/23
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