内容説明
いつか全作品を読んでみたい。けれども、きっかけがつかめない。夏目漱石について、多くの人はそう思っている。現代文のカリスマ講師として名を馳せた著者は、「今だからこそ、忘れられた漱石が必要とされ、その文章が生き生きと甦る」と力説する。漱石を読めば、現代人の心のありようを新しい視点から捉え直すことができる、というのだ。生と死、愛と孤独、宗教と罪、正気と狂気…。現代のわれわれをとりまく切実なテーマが漱石作品にはあり、漱石は現代が直面する危機を誰よりも早く見抜き、警鐘を鳴らしていたのだ。漱石は遠くにいる作家ではなく、すぐそこにいる。そんな実感を与えてくれる、とっておきの読書ガイド。
目次
はじめに 封印されてしまった漱石
プロローグ
第1部 自分はどこにいるのだろうか
第2部 愛と情欲
第3部 引き裂かれた自己
第4部 狂うということ
第5部 魂の救済
果たして人には真の救済が可能なのか
著者等紹介
出口汪[デグチヒロシ]
1955年、出口王仁三郎の曾孫として東京に生まれる。関西学院大学文学部博士課程修了。専門は日本の近代文学。独自の論理的解法を駆使した現代文の授業でたちまち予備校のカリスマ講師となる。能力開発のための画期的な論理エンジンを制作、数多くの高校に正式採用されている。デジタル予備校SPS主宰、東進衛星予備校講師。出版社・水王舎を経営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です!!(≧▽≦)
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
ぶらり
ほんま
雨巫女