出版社内容情報
英訳の辛口批評で人気の著者が,ヴィオラを奏で,グレゴリオ聖歌を唱し,レコード収集やコンサート通いにいそしんだ,愛惜たえない音楽への思い出を軽妙洒脱に語る折々の記。
内容説明
辛口翻訳批評で人気のベック先生がヴィオラを奏き、レコードを聴き、コンサートに出かけた、みずからの音楽人生を振り返る軽妙酒脱でノスタルジックな珠玉のエッセイ集。
目次
蓄音機
昭和から平成へ
葬送の曲
ちょっといい話
トシコのこと、etc
Ars longa…
Viola tricolor
偉大なる偽作者
古楽器の復活、昔と今
この人を知らずして…―ヴィオリスト列伝
演奏と翻訳
ブラームスはお好き?
南寮31番
東京大学音楽部弦楽科
ある神学生の音楽体験
西風に寄す
音楽と民主主義
室内楽vsオペラ
音楽の「むずかしさ」
音の形容詞
批評を読む
ラヴレター顛末記
〈四季〉折々の思い出
三公とバッハ