出版社内容情報
集団就職で上京した少年が,やがて独学で作曲家になり,以後地域文化の向上と環境問題をテーマに,自在な創作オペラの作曲・上演をつづける。その稀有の半生を劇的に描く 311f
内容説明
集団就職で故郷をはなれた少年が、音楽家になろうと決心し、柴田南雄に作曲を学び、今までにないタイプの作曲家として活躍するようになる。波乱万丈の半生記。
目次
1章 集団就職
2章 音楽修業
3章 作曲家への道
4章 わがオペラの幕は上がる
5章 手賀沼の神に呼ばれて
6章 命と愛のメッセージ
7章 千年の時空を超えて
8章 縄文の歌声
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
西澤 隆
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先日地元で行われたコンサートの総指揮に来られた仙道さん。僕も少しだけお手伝いさせていただいたのだけれど終始「面白くてエネルギッシュな人だな」と圧倒されていました。面白い人に遭遇するとその人のことが知りたくなるもの。で、著書があるのかなと調べてみたらこの本に遭遇しました。SLに乗っての集団就職からはじまる物語は「僕は苦労してやっとここまでやってきたんだよ」という暗さのない、なんだかうれしくなる筆の運び。基本的に人との接し方が陽性の人のほうが、いろんなことを成し遂げるのだなということを実感してしまいました。2012/09/05