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死に臨む態度

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393441138
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

医者であり著名な歌人でもある著者は14年前にガンに冒され、同僚の献身的な手術によって奇跡的に助かる。しかし再発によって、もはや死地に赴くほかないことを知り、そのあとをどのような心境で生き続けたか。本書は著者の手によるハウッーものではなく、巡りくる日に向けて淡々とした筆致で綴った心境の告白である。花鳥をいつくしみ、日本の未来のあり方にまで思いを馳せた。

内容説明

医者であり歌人でもある筆者は14年前にガンに冒され奇跡的に生還したにもかかわらず、再び発病。手術後、淡々と綴った家族と世間への愛と親和の心境の告白。

目次

1 病んで思うこと
2 散歩の道筋にて
3 胃の腑の鳥獣魚介
4 来し方の追憶
5 花月に託す夢

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

久美

1
私はもう、彼の言うメディアや世間の無意識の暴力に曝されて育った世代であるので、彼の女性論や世間への意見には同意しかねる部分もあるのだ、けれど……それでも彼の死に臨む態度、まさにその「静謐な諦念」に限りなく胸を打たれる。死を思うこと、生を思うことは普遍だ。全ての人生は死とともにある。神を信じない人間が、身近なものとして在る死にどう対峙し、何を慰めとするのか。あまりにも美しい思考の言葉たち。2018/01/03

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