五輪と万博―開発の夢、翻弄の歴史

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電書あり

五輪と万博―開発の夢、翻弄の歴史

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月24日 04時17分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 242p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393291320
  • NDC分類 780.69
  • Cコード C0014

内容説明

計画変更、延期、そして中止…。波乱に満ちた巨大イベントが映しだす夢と現実の相克、都市・郊外に刻まれた変貌の記憶。気鋭の民俗学者がたどるダイナミックな社会史!

目次

1 一九四〇東京五輪・東京万博(駒沢という郊外;代々木の昔と競技場;紀元二六〇〇年の五輪と万博;開催返上へ)
2 一九六四東京五輪(戦後日本と東京の再生;選手村とその他の問題;開催準備;外苑・代々木・駒沢の競技施設;東京の変貌;祭典の内外)
3 一九七〇大阪万博(大阪万博への道;千里丘陵の開発;未来都市は出現したか;万博の「反響」)
4 一九九六世界都市博(マイタウン東京;新都庁舎と「ハコモノ」;臨海副都心開発;世界都市博覧会;開催中止へ)
5 二〇二〇東京五輪(二一世紀の五輪と万博;「二〇二〇東京五輪」をめぐる騒動;白紙化された競技場案;二〇二五万博をめぐる経緯;開発と翻弄の歴史;夢の大橋の「夢」)

著者等紹介

畑中章宏[ハタナカアキヒロ]
1962年大阪生まれ。民俗学者・作家。『災害と妖怪』『津波と観音』(亜紀書房)、『天災と日本人』(ちくま新書)、『先祖と日本人』(日本評論社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

不純文學交遊録

4
幻となった1940年の五輪と万博、1964年の東京五輪、中止された世界都市博…国家的祭典の場となった土地の記憶、それは東京の都市計画史でもある。戦後の都知事の無策もあり、復興から五輪への道は無理があった。物語の影の主人公は、東京都知事を4期担った鈴木俊一。1964年東京五輪で副知事、1970年大阪万博では事務総長を務めた地方自治の巨人である。都知事としては都庁移転と臨海副都心開発を進めた。東京五輪が閉幕し、大阪・関西万博を4年後に控えた今、一時的なお祭りに頼らず、持続可能な都市づくりを考えさせる一冊。2021/10/25

優さん@はいカード

1
五輪と万博、その開催に伴う社会や政治・当該地の変化、そして現在(五輪延期となった2020年7月に刊行)施設がどうなったかを丁寧に拾っている。 1964年の東京五輪と1970年の大阪万博だけでなく、幻の1940年の東京五輪が「関東大震災からの復興」を謳ってたとか、中止となった1996年の世界都市博への言及も、興味深い。 あまりにも多くの人を(政治的にも)巻き込むお祭りごとになっている継承への警鐘も感じられ、2021年東京五輪における現在の問題も浮き彫りになってると思う。 名著だ。2021/06/06

takao

1
ふむ2020/11/08

けいちゃん(渡邉恵士老)

1
競技としてのオリンピックや選手、あるいはその経済効果などに着目した本は数多くあるが、本書のように五輪と万博というイベントを巡る社会史を、その関わった土地の歴史とともに記した本はなかったのではないだろうか。 2020年の東京五輪。コロナ禍によって1年延期となったが、それが今後どうなるのか。 本書のⅤ章はまさに現在進行中の物語であり、そのライブ感もあり非常に興味深い内容であった。2020/09/13

灘子

0
筆致が淡々としてるから悲劇が浮かび上がる2020/10/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15659477
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。