心とはなにか―仏教の探究に学ぶ

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393135891
  • NDC分類 180.4
  • Cコード C0015

出版社内容情報

現代は心が注目されるに時代といえる。心に焦点を当てて分析し、掘り下げてきた仏教の視点から、わかりやすく〈心〉の正体を明かす。仏教の歴史は心の探究史。原始仏教・アビダルマの意識から唯識の無意識、大乗の如来蔵、そして日本人特有の心のあり方へと、私たちの心の豊かさを説き明かす。心を見失いがちな今の時代だからこそ、最初に学んでおきたい本当の心とはなにか。

竹村 牧男[タケムラマキオ]
1948年東京生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒業。文化庁宗務課専門職員、三重大学助教授、筑波大学教授、東洋大学教授を経て、現在、東洋大学学長。専攻は仏教学・宗教哲学。唯識思想研究で博士(文学)。
著書に『唯識三性説の研究』『唯識の構造』『『成唯識論』を読む』『『華厳五教章』を読む』『〈宗教〉の核心――西田幾多郎と鈴木大拙に学ぶ』(以上、春秋社)、『日本浄土教の世界』『大乗仏教のこころ』(大東出版社)、『入門 哲学としての仏教』(講談社現代新書)、『日本仏教 思想のあゆみ』(講談社学術文庫)、『禅の思想を知る事典』(東京堂出版)ほか多数。

内容説明

心を深く追究してきた仏教が教えるさまざまな心のありよう。唯識思想や如来蔵思想から日本の浄土教・禅宗・真言宗が明らかにしてきた、心の源を探る。心の豊かさを取り戻すために。

目次

第1章 心とはなにか(現代社会と心;現代人の心のイメージ;仏教と心)
第2章 心の分析(苦しみと心;心と世界)
第3章 「真実の心」の発見(迷いから悟りへの転換;心の深みを尋ねて)
第4章 日本仏教に見る心(浄土教の心;禅宗の心;密教の心)
第5章 まとめ―他者に関わる心へ(日本人の心のあり方;日本人と戒律;主体性の確立へ)

著者等紹介

竹村牧男[タケムラマキオ]
1948年東京生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒業。文化庁宗務課専門職員、三重大学助教授、筑波大学教授、東洋大学教授を経て、東洋大学学長。専攻は仏教学・宗教哲学。唯識思想研究で博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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