出版社内容情報
新型コロナウィルス感染症による非常事態宣言で、ずっと自宅にいることになった日々。不安ではあったけれど、不思議と心が穏やかになった、と感じた方も多いのではないでしょうか? 常に何かが流れ込んできた入り口を閉じ、常に何かを求めて出かけていた出口を閉じたとき、そこにあったのは、波立つことのない、しんと静かな日常でした。
思えば、私たちは外からの刺激を受けることで、「それにどう反応するか?」で自分の在り方を考え続けてきました。でも、波立たない毎日の中では、自然に「私って?」「家族って?」「仕事って?」と、自分の足元を見つめるようになっていました。夕暮れ時に散歩に出かけ、ゆっくり夕飯の準備に取り掛かる。非常時だからこそ生まれた「おへそ」は、今までもずっとここにあったのに、見えていなかったものを教えてくれました。(「はじめに」より抜粋)
その人だけがもつ習慣、それをこの本では「暮らしのおへそ」と呼びたいと思います。
ジャズピアニスト 小曽根真さん、作家 辻仁成さん、元テニスプレイヤー伊達公子さん、スタイリスト大草直子さん……様々な分野で活躍する方々の「おへそ=習慣」からは、それぞれの暮らしの哲学が見えてきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アルパカ
5
コロナが始まってからの「おへそ」。小曽根真さんの家がピアノがあり窓の向こうに緑があり、綺麗。一時俳優である奥さんとそれぞれ自分のやりたいことを追求する時間を設けてからまた再び一緒になったそう。辻仁成さんは毎日の料理を丁寧に作っている。育ち盛りの息子さんのため。やましたひでこさん「私たちはいつも過去を悔やみ未来を心配し「今、ここ」からずれていきます。ずれるのが人間の本質。でもずれている自分、ぶれている自分に気づいて回復させることなら可能」だから自分の生活空間を日々断捨離して整えることが必要、だと。2022/07/09
ちいこ
5
タイミング的にやましたひでこさんのページはもっと読みたかったかな。断捨離、頑張ろう。2020/12/30
まんまる
2
伊達公子さん、やましたひでこさんのページが印象的。コロナ下でも、皆さん自分の生活の軸をしっかり持っている。2021/06/21
まんまる
2
伊達公子さん、やましたひでこさんのページが印象的。コロナ下でも、皆さん自分の生活の軸をしっかり持っている。2021/06/21
こめまり!
2
リビングの真ん中にドーンとグランドピアノが置かれていて窓の向こうは緑がいっぱい!小曽根真さんのお家がとっても素敵やった。そのほか、このコロナ禍の中でもそれぞれが一生懸命生きてるって感じが強く感じられました。2020/11/29