内容説明
ピケンズ―小糸製作所、秀和―忠実屋・いなげやのケースなどを取り上げるとともに、日米構造協議で大きな問題になった「安定株主工作」や「株式相互持合い」などについて分析し、その功罪を指摘する。
目次
序章 その後の買占め、乗取り
第1部 テーク・オーバーの構造(日本を揺るがすTOB旋風;株価を動かすテーク・オーバー;「法人買い」と乗取り株価;テーク・オーバーの方法)
第2部 攻撃する側の作戦(「法人買い」の構造;商社の株式取得;銀行の株式取得;企業集団と株式取得;野良犬とエスタブリッシュメント)
第3部 乗っ取られる側の論理(株式所有構造;蛇ににらまれた会社;会社投げ売り;テーク・オーバー対策)