内容説明
「ホタルめし」「盛り切り飯」「ソーライ」…。史料が語る戦前・戦中・戦後学生の食料事情。
目次
1 明治の初めのころ
2 学寮の食事
3 下宿と学生食堂
4 外食のいろいろ
5 間食の移り変わり
6 栄養と保健
7 戦時下の食生活
8 戦後の食料難時代
9 食生活こぼれ話
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あび
4
戦前、戦中学生の食生活の記録の本。明治、大正、それに昭和前半期に青春を送ったエリートたちの生き様を食を通して知ることが出来る。印象としては、かなりの頻度で汁粉を食べている。2015/10/07
dogu
1
明治から昭和の敗戦に至るまでの大学生の食生活事情。「自炊寮」とはなにか?そしてどのような経過を辿ったのかが興味深い。学生≒元士族だった頃のえげつない振る舞いが見える。2020/05/05
肉ちゃん
1
「ごちそうさん」の世界。やっぱり帝都は東京とは全然違う魅力がある。大して豪華そうに見えないのに、ここまで食事が豊かに感じられるのはノスタルジーなのか、それとも本当に豊かだったのか(決して質などではなくて) 学生と飯屋の関係が羨ましい。昔と変わらず学生はめちゃくちゃだということも分かる。頭を使ったあとに読むには最適な本。2013/10/30