内容説明
気象学はもともと日々複雑に変化する天気を予測したいという目的で発展してきた学問といえます。すなわち、天気予報を正確に行うことが気象学の最大の目標といってよいでしょう。最近は昔に比べて天気予報の的中率は格段によくなりました。それはひとつには気象衛星によって広範な領域で気象データが集められるようになったためですが、数値予報をはじめとする気象学の進歩も大きな役割を果たしています。
目次
第1章 地球大気
第2章 大気の安定性
第3章 雲と雨
第4章 大気大循環と気団
第5章 高気圧と低気圧と前線
第6章 台風
第7章 小規模な擾乱
第8章 天気予報と四季の気候
第9章 熱収支と温室効果
第10章 海洋と気象