内容説明
実は日本人は塩漬けだ。もともと和食が塩分過多なうえ、現代人が好む加工食品や調理済み製品、また無添加をうたう食品にも、想像以上に塩が使われている。2015年に厚生労働省は1日の塩分摂取量の目標値を男性で9g未満から8g未満へ下げたが、それでもWHOが定める5g未満よりかなり多い。高血圧、動脈硬化、糖尿病、運動器症候群のほか、脳出血、心筋梗塞、がんなど死に直結する深刻な病まで、すべて塩分のせいと言って過言でない。このままでは「突然死」「寝たきり」「要介護」へまっしぐら!食を見直し、元気に年を取るために必読の書。
目次
第1章 日本人の食文化と「新しい危険」(あやふやな「減塩」;「塩分を感じて」いますか? ほか)
第2章 私たちは健康&食について理解が足りない(社会が変われば食が変わり、食が変われば病気も変わる;「栄養学」とは違う!「食養生」という考え方 ほか)
第3章 塩分はなぜ体に悪いのか(父の最期の言葉「ピザが食べたい」;人は死ぬ前にピザが食べたい? ほか)
第4章 美味しく知的に減塩するコツ(「慣らされた味」からの脱却を;健康寿命を延ばしたい人は、自分で食事をつくる ほか)
著者等紹介
本多京子[ホンダキョウコ]
医学博士・管理栄養士。実践女子大学家政学部食物学科卒業後、早稲田大学教育学部体育生理学教室研究員を経て、東京医科大学で医学博士号を取得。2007年4月に策定された国民運動「新健康フロンティア戦略」の健康大使。NPO日本食育協会理事。プロ野球のほか、ラグビー、スキー、相撲などスポーツ選手に対する栄養指導の経験を有する。日本体育大学児童スポーツ教育学部で「子供の食と栄養」を担当。日本紅茶協会ティーインストラクター会特別顧問、アロマテラピープロフェッショナル(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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