内容説明
とうとう日本が追従するアメリカの金融資本主義が破綻した。振り返れば、平成の20年とは、政治改革と日本改造を唱えながらも、私利私欲に走る政治家の足の引っ張り合いの連続だった。結果、アメリカにつけ入られ迎合する政策が続き、そのしわ寄せが国民に押し付けられた。新党が結成されては潰れ、14人もの総理が入れ替わり立ち替わり、今や日本は瀕死の状態だ。いったいわが国の未来はどうなるのか。この先10年を読み解くための、平成20年史。
目次
第1章 自社五五年体制の終焉
第2章 非自民連立政権の樹立と崩壊
第3章 自社さ連立政権と政治の劣化
第4章 自社さ連立政権の失政と保保連合
第5章 自公連立政権の亡国政治
第6章 政権投げ出しの異常政治
著者等紹介
平野貞夫[ヒラノサダオ]
1935年高知県生まれ。60年、法政大学大学院政治学専攻修士課程修了後、衆議院事務局に就職。園田直副議長秘書、前尾繁三郎議長秘書などを経て92年、参議院議員初当選。自由民主党、新生党、新進党、自由党などを経て2003年民主党に合流。議会運営と立法過程に精通する政治家として評価される。04年、政界引退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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