内容説明
第二次世界大戦で負けた日本には平穏が訪れた。ぼくは妹を守れなかった後悔と敵国アメリカへの復讐心に苦しんでいた。そんなある日、アメリカ人一家に住居を提供するためにぼくの家族は突然立ち退きを命じられる。ぼくの家に住むアメリカ人の少女へと、復讐の矛先を向けるぼく。しかし、復讐を遂げたぼくを待ち受けていたのは、少女からの手紙と一つの画鋲だった。画鋲に込められた少女の想いとは?
著者等紹介
菜津川久[ナツカワヒサシ]
千葉大学医学部卒。同大学院博士課程修了(小児科学)。南カリフォルニア大学医学部博士後研修課程修了(内分泌学)。埼玉県立病院・院長を経て、現在社会福祉法人理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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