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内容説明
戦後、満州から引き揚げてきた著者が目の当たりにしたのは、劣悪な生活環境と、不徹底な義務教育だった。のちに自ら教師となった著者は人生を教育現場に捧げ、時代の変遷の中で教育問題と向き合い続けることになる。本書では著者が出会った岸辺福雄、本庄陸男、新堀通也、の3名の教育家をテーマに、戦後の障害児教育を考案。教育関係者必読の保存版。
目次
序章 戦後昭和二十年代における転校経験から思うこと―戦後の転校の経験と義務教育の不徹底
第1章 岸辺福雄の不思議―近代肢体不自由教育を後押しした人物
第2章 「最新遊戯集成」にみる岸辺福雄―高島平三郎校閲 尼子止・吉原藤助・真行寺吉太郎共著
第3章 障害児に向かう・本庄陸男―本庄陸男と西久保奈良石にみる「劣等児教育」のかたち
第4章 新堀通也『特殊教育概論』に共感する
第5章 いろいろな教師のかたちの記憶―ヒネクレモノの記憶の一欠片
著者等紹介
保関建典[ホセキケンスケ]
昭和17年旧満州国安東省生まれ。昭和21年~引揚げ後、福井県を経て岩手県花巻市へ。その後東京都江戸川区、千葉県船橋市、兵庫県神戸市、大阪府泉南市などで暮らす。昭和40年~大阪学芸大学で聾学校教育、養護学校教育を学んだ後、大阪府立堺養護学校(現堺支援学校)に勤務。その後、大阪府立養護学校5校、大阪府教育委員会などを経験。平成13年~退職後、知的障害幼児通園施設、私立通信制高校、大学非常勤講師などを経験。平成25年教育に関わる仕事を終える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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