知識ゼロからの精神分析入門

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 174p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784344900981
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C2095

内容説明

異常な罪を犯す人と犯さない人との間には大きな隔たりがあるが、異常犯罪者もほかの人々と同じ人間である。私たちの中にも、同じものが潜んでいて、それが表面に出てこないだけなのかもしれない。異常犯罪者とそれ以外の人間とでは、心の基本的な仕組みは同じだ。だが、それがどこかで変わってしまうのだ。精神分析はそのいわば「故障した部分」を探す。異常と正常の違いはどこにある?トラウマ、虐待、DV、多重人格、ストーカー、ロリータ、引きこもり…無意識の世界を覗く技術大公開。

目次

1 無意識の世界にメスを入れる(人間の行動は無意識の支配を受けている;多重人格は自分を守るために生まれた防衛策;コレクターはなぜ男性に多いのか?;罪を犯してしまう人の心はどこが違うのか?)
2 心はこうして壊れていく(最近の若者たちはどうなっているのか;引きこもりはどうして起こるのか;壊れた家庭で育った子どもの心はどうなるのか?;虐待は次世代へと受け継がれてしまうのか;残忍な犯罪を犯すサイコパスも原因は幼児期にある?)
3 ゆがんだ愛・抑圧された性(意外と危ない!?男心・女心の真実;子どものどこに魅せられてしまうのか?;何がストーキングへとかりたてるのか;SMや痴漢の深層心理;なぜDVから逃れられないのか)
4 闇のこころが目覚めたとき(子どもが親に敵意を抱く理由;PTSDとはどういうものなのか? ほか)

著者等紹介

鈴木晶[スズキショウ]
1952年東京生まれ。東京大学文学部卒業。法政大学国際文化学部教授。ユング派の故秋山さと子氏とフロイト派の岸田秀氏に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みっくん

24
少しでも理解できれば、、、何も分からず接するのは怖いし、疲れる。2017/07/09

たつや

24
この手の本は初めて読みましたが、本当に知識ゼロなので、面白く読めました。最近読んだ、天童作品や三島由紀夫の影響かもしれませんが、なぜか急に読んでしまいましたが、図解も多く、読みやすく、わかりやすく、参考になりました。世間話の種程度ですが、知識が増えた気分です。2016/07/24

れい

7
【図書館】フロイトが健在だったときも、性的なものにまゆを眉をそめる人々からは、批判的に受け止められていたというけど、女性がペニスが無いことに劣等感を持つ…のだろうか?うーん、小さい頃に戻って考えてみても、その様な記憶はない。無意識に抑圧されていると言われれば、そうなのか?とも思う。2018/01/11

kumako

6
精神病の源がフロイトの言うように幼児期の育てられ方によるもの、という説には懐疑心がありました。しかし"道徳的マゾヒズム"という無意識の中に押し込めた罪悪感から処罰されることを望むため体や心を痛め付けるという心理に思いあたる気がして、だったら無意識に抱いてる私の罪悪感って何?どこから来てるの?もしかして幼児期の体験?っと怖くなりました。あと、制服によって人が変貌するというのも興味深かったです。2019/06/17

mstr_kk

4
斜め読みです。ナツメ社の『図解雑学 フロイトの精神分析』が理論寄りだったのに対し、こちらはフロイトの理論だけでなく応用的・実践的なことを広く扱っているようです。読み物としては面白そうです。2016/03/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9021
  • ご注意事項