内容説明
幼い日に誘拐された桐を助けたことが縁で、妹・美姫とともに佐倉家に引き取られた俊也。以来、五人兄妹の長男としての日々を大切にしている。独特の教育方針の下、父親が拾ってくる問題を秘密裡に解決する兄弟たちだが、俊也は傍若無人な桐に振り回されてばかり。その上“美姫に惚れてる”はずの桐が自分に向ける言葉や仕草にドキドキして…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
合縁奇縁
16
幼い日に誘拐された桐を助けたことが縁で、妹・美姫とともに佐倉家に引き取られた俊也。誘拐、虐待からのトラウマ、父の死、超能力者、怪盗の真似事、血の繋がらない家族、実の兄弟を好きになってしまった者の苦悩など、とにかくごちゃごちゃしていて最終的に全てが中途半端な感じでした。一番書きたかったのが何なのか分からない。2018/10/22
メイ&まー
10
スピン既読。うーんやっぱり父のくりだす「ミッション」が現実感なくて浮いた感じ。2016/01/25
ミル婆
9
タイトルは『兄弟恋愛』なんだけど、恋愛になるまで多方面に枝が伸びてしまって、せっかくの美味しいところが少々ぼやけてしまった。しかし、二次元の兄弟って何でこんなに楽しいんだろ。日本人だけなのかな、この独特の兄弟(男子なら妹か)信仰みたいの。最も近しいのに恋愛対象になるはずのない人達の恋愛を覗き見してるのがいいのかも。家族ならではの仲直りアイテムや法則が微笑ましい。2012/01/14
藻塩
8
奔放な家族関係ですね。みんな互いを信頼しあってて楽しそうで。きっとこんな両親の下に育つ子どもは魅力的にならざるを得ないでしょうね。しかし、人物多いし、裏稼業のせいで話が広がりすぎた感。脇キャラやエピソードも微妙。まあ桐の子どもみたいな一途なアプローチも良かったし、藤のせつない思いも良かった。必死にお兄ちゃんでありたいと思ってる峻もいい。きょうだいそれぞれ家族が大事で、心配かけたくないとか確かに思いあっていて、自分の役割を見つけいてほんといい子たちだわ。お色気むんむん藤のスピンオフも早く読みたい。2012/08/09
テンハル
7
【タイトル買い】義弟×義兄⇒ラブと裏稼業(?)とトラウマなどなど、エピソードがあふれんばかり。そのため、ご都合主義になってしまっとこが多々あってツッコミどころ満載。BLである必要性が薄くて、収拾がつかなくなった感じ。もったいない。キャラも多くてバタバタしてしまい、肝心な2人がぼやけてしまいました。2013/07/13
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- 和書
- 鈴と童子と道元と