内容説明
逃げろ、逃げろ、逃げろ!!―恋に破れたオレはNYを捨て旅に出た。アメリカ大陸をヒッチハイクで横断しながらシカゴでホームレス見習いになり、LAでマヤ人とエッチな歌を熱唱し、ラスベガスで土下座している教授を助け、そして再び混沌のNYへ。最底辺の人々とボロボロになって人生の偉大さを思い知る、不朽の傑作&ぶっ飛びロードノベル。
著者等紹介
AKIRA[AKIRA]
1959年栃木県生まれ。82年、NYに渡り、86年、アンディー・ウォーホルから奨学金を得てNYアカデミー・オブ・アートに入学。世界一〇〇カ国を放浪し、作家、ミュージシャン、美術家など多方面で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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多田幾多
23
(さあ、皆で堕ちようぜ。)この小説は、この人だからこそ書ける小説やな。出てくる人たちはみんな堕ちてる。でも、それはとても良い意味で、みんな優しくおかしくって個性豊かで、そして人生を大切に大切にして生きている。前半はおかしくって本当に笑ってしまうところが多いが、しかし最後の…あの忘れられない9・11のとこでは、一気に暗く、悲しく、描写とかが読んでるだけで実際に見ているようで苦しい。だけど、どこか希望が見えた。まさか、この本で泣いてしまうとは…うん、この本に会えて、本当に良かった。堕ちよう!2013/10/01
麦のみのり
12
購入して一気に半分以上読んだあと、読了するのがもったいないような、怖いような気になり、しばらく放置していた本。再読してまた、一気に読了。老若男女、人間・動物、善悪などの境界がなく…今電車内で書いているけどぼぉっとしてしまいます。他の作品も購入し、今日すべてが届きました2015/08/09
回転
3
描写が明るくスピーディなため、どん底ときいて私がイメージするものの質感とは大きく異なる。だからストーリーが自分に近づいてこないのだが、映画をみる感覚で楽しめる。そして常にBGMが流れている。2013/09/22
ともりん
2
「自分が本当にやりたいことは何か?」この物語を読んで最後に自分が問われた時、お給料や世間を気にせずに本当にやりたいことを考え始めている。なかなか死ねないから生きている。だったら少しでも面白く。2014/10/13
G2
2
文庫版が出たので再読。相変わらずイカスぜ。2013/10/02