幻冬舎文庫<br> 諸葛孔明

幻冬舎文庫
諸葛孔明

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  • サイズ 文庫判/ページ数 606p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344400849
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

劉備玄徳に三顧の礼をもって迎えられ、その軍師となった諸葛孔明。赤壁の戦いで曹操百万の大軍を撃破し、天下三分の計を実行に移す。劉備の死後、二代目の劉禅をもり立てた。数次にわたって北伐を行い、魏の心胆を寒からしめたが…。人、そして戦の本質を知り尽した巨星孔明の生涯を描いた長編歴史小説。

著者等紹介

立石優[タテイシユウ]
1935年旧満州の大連に生まれる。明治大学文学部卒業。著作に『范蠡』『家康とウィリアム・アダムス』『忠臣蔵99の謎』『堀部安兵衛』『徳川慶喜と勝海舟』『河井継之助を支えた男』などがある
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感想・レビュー

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フミ

15
三国志の高名な軍師・諸葛孔明を描いた小説です。「劉備の蜀入り」以降の話を、殆ど読んだことが無かったな…と、拝読しました。 劉備が劉表を頼る→赤壁の終わり300頁、劉備が荊州を攻め取る→五丈原の戦い300頁と、全600頁程ですが、それでも、かなり駆け足気味な感じでした。 作者様自ら後書きで「演義寄りの娯楽小説」と書いてある通り、赤壁の戦い辺りでの孔明の活躍ぶりが目立っていますので、ゲームなどで曹操、周瑜、魯粛などに思い入れを持っておられる人は「孔明目立ちすぎてムカつく!」と、感じるかもしれません(^^;2023/07/01

Yan

1
三国志等の書物で、諸葛孔明の人物像を読んではいたが、改めて本作で主人公として新鮮な印象を得た。戦に勝つ戦術、兵法の決断力の速さなど読んでいて思わず爽快な気分になる。また、国を治める才能も力量も十分に持ち備えていながら、純粋に主君に仕える姿に感銘を受ける。三国志でも語られているが、決して私利私欲に溺れることなく、終始、主君の劉備玄徳に仕える姿が現代でも指導者として、尊敬される対象者になるのではないだろうか? こんな人物が現代に存在すれば、もっと良い社会が築けているかもしれない。2020/06/15

まろん

1
★★★★ 諏訪緑さんの漫画「時の地平線」を読んで、あの漫画が通説とどの程度違うか比較したくて「諸葛孔明」の本を探したら、この本とあと1冊位しかなかった。こんなに有名人物なのに。政治家のイメージが強かったけど彼の人生はほとんど軍師一色と言っていい。この人の生き方には、人生を改善するヒントが満載だ。カッコいい。2018/06/11

fuji

1
三国志の本は多い。で、諸葛孔明に関する本はもっと多そうなのに驚いた。このサイトを覘いて。吉川英治さんと柴田錬三郎さんのをよんだけれど 諸葛孔明 に絞って書かれたものは初めてだった。期待はしてなかったが、読み応えがあって良かった。他のところでは超人的な描かれ方がされていたが、ここでの孔明はより近しい人物に感じられた。だからこそ、逆にその知略が卓越していたのだと思わせられた。2017/03/21

0
自分の三国志の原点の一つ。 中学当時貪るように読んだ。 千変万化の天才軍師というより、どちらかというと苦悩の宰相、諸葛孔明を描いた本といえる。 蜀科のことなどにも解説があり、中学生の私でも理解できる程度にわかりやすかった。

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